中国非正史
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史料解説
通典とは?
唐の杜佑が801年に著した中国史上初の政書『通典』の解説。邊防典(巻185)の倭国記事には「其王理邪馬臺國〈或云邪摩堆〉」という比定と「倭一名日本」の初出記録を含み、魏志・後漢書・隋書などを引用する8世紀末の総合史料。 -
原文翻訳
通典【倭国伝】原文と現代語訳
唐の杜佑『通典』巻185東夷の「倭」条原文と現代語訳。「其王理邪馬臺國(或云邪摩堆)」という比定と「倭一名日本」の初出記録を含み、蝦夷の来日記録まで収める8世紀末の総合史料。 -
史料解説
翰苑とは?
唐の張楚金が665年頃に著した類書『翰苑』の解説。巻30(蕃夷部)のみが太宰府天満宮に国宝として現存し、散逸した『魏略』の倭人条を引用する唯一に近い史料として邪馬台国研究で重要視される。 -
原文翻訳
翰苑【蕃夷部倭関連記事】原文と現代語訳
唐の張楚金編『翰苑』巻30蕃夷部の倭関連記事を全文掲載。魏略・後漢書・魏志・宋書・廣志・槐志・括地志など複数の古記録を引用し、「邪馬嘉国」「難升未利」「正始四年」など他書に見られない情報を含む重要な類書史料。 -
史料解説
梁職貢図(職貢図/貢職図)とは?
南朝梁の蕭繹(後の元帝)が539年頃に制作した職貢図の解説。倭国使の図像と説明文を収録した現存唯一に近い視覚的倭人資料で、「木綿帖首・衣横幅無縫」など倭人の服飾を描写する。原本は失われ、北宋の摹本などが現存。 -
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蕭繹職貢図・諸番職貢図巻【倭国使記事】原文と現代語訳
梁の元帝・蕭繹の『職貢図』と清代摹本『諸番職貢図巻』に記された倭国使の記事を掲載。図像資料として倭使の風俗を描写した注記原文・書き下し文・現代語訳と、倭人の文身・貫頭衣・木綿など外見描写の論点を解説。 -
史料解説
魏略(魏略逸文)とは?
魏志倭人伝より早く成立した可能性がある『魏略』と、散逸した原書から復元された「逸文」の解説。伊都国の戸数「万余」など魏志と異なる重要な記述を持ち、邪馬台国研究の比較史料として重要な位置を占める。 -
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魏略【倭条逸文】原文と現代語訳
散逸した『魏略』の倭関連逸文を各引用書から集成。翰苑所引の道程記事・文身記事など、魏志倭人伝と並ぶ3世紀の倭の一次史料の断片を原文・現代語訳・論点とともに掲載。 -
史料解説
論衡(ろんこう)とは?
後漢の王充が著した思想書『論衡』と倭人記事の解説。「倭人貢鬯草」という周代の朝貢伝承が、正史以外の文献では倭人に関する現存最古級の記録とされる理由と史料としての限界を説明する。 -
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論衡【倭人記事】原文と現代語訳
後漢の王充『論衡』に記された「倭人が周の成王の時代に鬯草を貢献した」という記事の原文・現代語訳・論点を掲載。中国文献における倭の最古級の言及として議論される史料。 -
史料解説
山海経(さんかいきょう/せんがいきょう)とは?
古代中国の地理書『山海経』と倭関連記事の解説。「倭属燕」という記述が中国文献における倭の最古期の言及の一つとされるが、神話的記述が多い同書の史料としての限界とその位置づけを解説する。 -
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山海経【倭関連記事】原文と現代語訳
古代中国の地理書『山海経』に記された「倭」関連記述の原文と現代語訳。「蓋国南倭北、倭属燕」(海内北経)と「黒歯国」(海外東経)の2箇所を、邪馬台国研究への含意とともに解説。
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